なでしこ2.0の開発状況

先日京都で行われたOSCになでしこユーザーグループもブースを出展しました。

次の日になでしこの今後の展望についてのミーティングが行われました。

●現行版のなでしこについて
まず、現バージョンのなでしこですが
2.0の開発が始まって2年間開発者のクジラ飛行机さんが忙しく殆ど更新されていなかったのですが、今後は少し頻度が上がりそうです。

こちらはDelphiで開発されていますのでDelpahi使いの興味がある方は是非気軽に開発に参加されてください。

言語の開発と言っても一つの機能を言語に追加する程度から気軽に参加できます。
以下UD氏サイトをご参考ください。

www.undefin.net/nadesiko/commit/2009/0805.html
(※現在Delphiは有料版しか無いようなのです。)


●なでしこ2.0について
次になでしこ2.0ですがこちらはC#で開発されております。C#ユーザーの開発参加者が不足しておりこのままでは一般公開まで、まだまだ相当の月日が掛かりそうです。

現在は言語の核になるループや分岐命令などの極基本部分が完成しているのみです。

現段階ならば仕様部分も決まっていない部分が多く良いアイデアがあれば採用される可能性があります。

言語の開発に携われる機会なんてそんなに無いかと思います。

なでしこの開発陣は親切で気さくな方ばかりですから自信がそれ程無いと言う方でも気軽に参加できる環境にあります。

現状なでしこのユーザーでなくても、ちょっと触ってみて面白いと思って頂ける方ならば問題ないと思います。

週末プログラマーC#ユーザーさんでも色々な参加の仕方がありますので少しでも興味がある方は是非お気軽に参加してみてください。

世界が広がりますよっ。

http://nadesi.com/dev/wiki/index.php?

追記、なでしこ2.0のエディタ開発が全く手付かず状態です、エディタ部分の開発に興味がある方なども是非どうぞ。


●日本語で書けるJavascript
日本語で書いたプログラムをJavascriptに変換できるプロジェクトも計画されています。

Javascriptは様々なプログラムに変換できる要素を持っているため、これがうまく行けば将来Andoroid携帯で動くアプリなどの開発も日本語でできます。


追記、
なでしこは、日本語でプログラムが書け、一見、解り易いだけと言うメリットのみで捕らえられがちですが、実際に使ってみると、その実用性や開発効率の高さに驚かされます。

僅か数行のコーディングでも便利なアプリが書けたりします。

今回紹介させて頂いた開発プロジェクトは
日本語で書けるプログラミング言語の開発と言う枠を超えて、コンピューターをもっと便利に手軽に使いたいと言う人ならば、ちょっとどんなものか覗いてみる価値はあると思います。

ニコニコ動画が見れる方は以下の動画でなでしこの動作イメージができると思います。

自然な日本語でコーディングができます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9208656

イデア次第でこんなことも手軽にできます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1137397