なでしこ.NET ??

先日京都で行われたOSCの後、オフ会の場ファミレスにて、なでしこの今後の方向性に新たな選択枝が討議されました。

大雑把ですが、
日本語プログラミングの.NET対応バージョンが出きるかもしれないと言う衝撃的な内容でした。

.NETはマイクロソフトが力を入れている技術で、
なんと色々な言語から共通の中間言語(CIL)を通してネイティブコード(コンピュータが直接実行出きる速度が速いマシン語コード)が生成できる。

これによって、今までの日本語プログラム言語向きではなかった比較的規模の大きな開発や高度なゲームソフト作成や基幹システムのような本格的な業務用アプリの開発ができるようになる。

日本語プログラミングのもつ手軽さをもって高度なアプリの開発が既存の言語以上に手軽にできるようになると期待できます。

なでしこを趣味の範囲でしか利用できない使い捨てコードを書くためのスクリプト言語と言うイメージをもって敬遠していた職業プログラマーやまともなゲーム製作は出来ないと諦めてなでしこを卒業していったユーザーも、再度日本語プログラマーとしての選択枝ができます。

ユーザー層が厚くなれば、いままで以上に有益な情報が増え日本語プログラマーの悩みの一つであった、やりたい事を実現する際に他のメジャー言語と比べコアな情報が少ないと言う現状も改善されるでしょう。

既に、なでしこの文法を理解して幾つかのアプリを作成した事があるユーザーにならば、

もっと実用的なアプリを日本語で作ってみたいという思いに駆られたのは私だけではないでしょう。

その際に障害となるのは高度な事をするための情報が少ない。

そこで、大抵は、質問掲示板を活用することになと思いますが、なでしこでは実現が難しいとの返事も良く見かけます。

最近は、なでしこからWindowsAPIを使いこなしているユーザーも増えてきましたが、それが出きるのは、
他の言語もある程度使いこなせる上級ユーザーと言ってよいでしょう。

それなりに日本語プログラムを使おうと思えば
結局は、他の言語と同じように高度な知識と技術が必要になります。

大抵日本語プログラミング言語を数年使っていると他の言語の習得を余儀なくされてしまうのです。

いままで使い慣れている言語だけでカッコ良い実用的な
アプリがサクッと完成させられたらなんと気持ちが良いでしょうか。

そのような事が比較的少ない学習コストでも可能になるかもしれません。

しかし、楽観的な事だけではないのでしょうが、
.NET はマイクロソフトの技術であり、一企業の方針だけで切り捨てられる心配が考えられます。

その他、私はライセンス問題に詳しくないので想像の範囲ですが、.NET製のアプリに関するライセンス問題等もユーザーが一人一人意識して開発する必要があるかもしれません。

このような点が今までなでしこを利用している際に
考えなくて良かったリスクになるでしょうか。

しかし、趣味や個人や中小企業内で使う用途では問題なく使えるでしょう。

今後、4、5年程度で.NETの利用が出来なくなると言う事も考えづらいです。

日本語プログラムの用途の殆どは、簡単な使い捨てコードを書いたり自社内だけで使うツールの作成であったり、友人に配布する程度の用途が殆ですから現状の用途からして問題よりメリットの方が大きいユーザーが圧倒的でしょう。

アンチMS派の方にも冷静に.NET日本語プログラムのメリットとディメリットを考えてみると受け入れられる範囲ではないでしょうか?

日本語プログラム言語の.NET対応が実現すれば、将来、.NET対応の日本語プログラム製のWEBシステムやXBOXゲームなどが普通に作られる事になるかもしれません。